2020/01/01理事長 年頭挨拶
2020年、新年明けましておめでとうございます。今年も皆様にとって幸多き年になるようにお祈り申し上げます。
さて、2019年10月にミャンマー政府との業務提携(MoU)を更新し、6つの分野で公認活動として継続して動いています。
当方のコンセプトは1)現地の素材を発掘して、2)デザインなどの工夫で価値のある商品に仕上げ、3)新しい市場を開拓して、地域産業が継続発展するシステムを構築し、4)それにより人材を育成し、その人材によりこれらのサイクルが持続することです。
4つの段階どれをとってもSDGsに必要な要因で、かつその実行は容易ではありません。
考えるに2005年以来ミャンマーでの16年間、経験も資金も組織もなくどうにかここまでやってきました。私もただ物つくりが好きですが、工芸品はまったくの素人。がむしゃらにうごいて、周囲の人たちの協力によって、現在に達しました。幸い日本の工芸の専門店さんなど目の肥えた方々からの支持があって、良い物作りが継続できています。
2020年の大きな新しい目標として
1)ヨーロッパ市場開拓が挙げられます。ミャンマーラタン竹工芸協会(MRBEA)様などとの交流を通じて情報を集めながら、取り組んでいきたいと考えています。
2)長い竹を使ってのギネス記録への挑戦など、楽しい企画も計画中です。
3)ミャンマー政府(SSIDやMTE(森林局含め))との連動も深めます。
4)木工品産業の発展も進めて、バゴーの地盤を固めます。
5)今後もミャンマーの隠れた素材を生かした商品作りを支援します。
これらの目標に向かい全員で新しい2020年に挑戦していきます!
2020年1月1日
特定非営利活動法人アジアクラフトリンク
理事長 斎藤秀一
備考)写真①極細と言える箸です。硬い、鉄刀木(たがやさん)だから細くても折れない丈夫な箸に出来ました。しかし、この木材は乾燥過程で暴れる曲者です。現地の工房と協力して、現地でできる方法で徹底して乾燥させました。そして曲がるだけ曲げてから、真っ直ぐな部分を1つ1つ手で削って箸にしました。手にした時の品格をお試しください。8年間の挑戦の結果できた自信作です。
写真②天然の鉄刀木です。直径1.5mほどの巨木。紫檀・黒檀と同じ唐木の銘木です。
ミャンマーでも山奥にしか残っていない貴重な木材です。
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